大型テレビの壁掛けに必須!【壁掛けテレビと壁のプロ】下地補強の知識

こんにちは!株式会社速人の坂井です。
下地補強については、色々とブログ記事を書いていますね。やはり皆さん関心の高い内容だなと思っています。
そこに住んでいる人にとってみれば、テレビが落ちてきた!となったらとんでもない事故になります。
しかし皆さんが「壁掛け テレビ 落ちた 落下 外れた」などのニュースを目にしたことはあったでしょうか?
Xのつぶやきなどでは、過去にあったかも知れませんね。
それぐらい確立としては低いと言えます。
ただ近年頻繁にくる大地震、震度5、震度6、震度7の大地震についてはいかがでしょう?
少しでも壁掛けテレビが皆さんの命を救う役目になればと思います。
ここでいう命を救うとは、テレビを抑えている1分1秒が避難行動に移されて難を逃れるという事をさします。

はじめに

大型テレビの魅力は、その圧倒的な迫力。でも、75インチ以上のテレビとなると、重量も相当なものになります。安全な設置のためには、適切な下地補強が必要不可欠だよ。

今回は、大型テレビを安全に壁掛けするための下地補強について、プロの視点から詳しく解説していきます。

目次

  1. 大型テレビの重量について
  2. 下地補強の3つの工法
  3. テレビサイズ別の下地強度の目安
  4. 施工時の注意点
  5. 安全性の確保

大型テレビの重量について

近年人気の大型テレビ、実はかなりの重量があるんです
テレビの重さ比較表(75インチ、77インチ、85インチ)

メーカー モデル サイズ タイプ 重さ(スタンド含む) 備考
SONY BRAVIA XRJ-85X90K 85インチ 液晶 約45.8kg 壁掛け時は下地補強が必要。高画質4K対応。
SONY BRAVIA XRJ-77A80L 77インチ 有機EL 約28.9kg 有機ELのため軽量。薄型設計で壁掛けに最適。
SONY BRAVIA XRJ-75X8550G 75インチ 液晶 約39.3kg HDMI×4など豊富な端子を搭載。
LG OLED77C4PJA 77インチ 有機EL 約27.0kg 有機ELの軽量設計。壁掛け対応。
LG OLED88ZXPJA 85インチ 有機EL 約36.0kg 8K対応の高性能モデル。
Panasonic VIERA TH-75HX900 75インチ 液晶 約36.5kg 4K対応。スタンド含む重さ。
Panasonic VIERA TH-77LZ2000 77インチ 有機EL 約30.0kg 高音質・高画質モデル。
SHARP AQUOS 8T-C70CX1 85インチ 液晶 約49.5kg 8K対応。スタンド含む重さ。
SHARP AQUOS 4T-C75EL1 75インチ 液晶 約36.5kg 4K対応。スタンド含む重さ。
Hisense 85U8N 85インチ 液晶 約43.0kg 高コントラストの映像を実現する液晶モデル。

重さの傾向

  1. 有機ELテレビ
    • 有機ELテレビはバックライトが不要なため、液晶テレビよりも軽量化される傾向があります。
    • 例: LG OLED77C4PJA(77インチ)は約27.0kgと非常に軽量。
  2. 液晶テレビ
    • 液晶テレビは有機ELに比べて重い傾向がありますが、モデルによっては軽量化が進んでいます。
    • 例: Panasonic VIERA TH-75HX900(75インチ)は約36.5kg。
  3. 大型モデル(85インチ以上)
    • サイズが大きくなるほど、液晶・有機EL問わず重さが増加します。
    • 例: SHARP AQUOS 8T-C70CX1(85インチ)は約49.5kg。

壁掛け設置時の注意点

  • 耐荷重の確認: 壁掛け金具の耐荷重がテレビの重さを超えないようにする必要があります。
  • 下地補強: 特に85インチ以上の大型テレビでは、壁の下地補強が必須です。

さらに壁掛け金具の重量(壁固定式で3-10Kg、スイングモーション式で5-25Kg)も加算されるため、総重量は40-70kgにもなります。これは成人男性とほぼ同じ重量です!

そのため、しっかりとした下地補強が必要不可欠となります。

下地補強の3つの工法

1. 前出し工法

壁構造: 柱 → 石膏ボード → クロス → 下地補強

特徴:

  • 既存の壁を傷つけない
  • もっとも簡単で目に見える下地板だけに、色んな使い方もできます。
  • 若干の出っ張りが生じる

2. ジャストップ工法

壁構造: 柱 → 追加下地板 → 石膏ボード → クロス

特徴:

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  • 壁面と同一平面に仕上がる
  • 部分的な壁の解体が必要
  • 時間が掛かる事と、石膏ボードとクロスを切るので綺麗に補修できない(しない)場合も。

3. 全面解体工法

壁構造: 柱 → 下地 → 石膏ボード → クロス

特徴:

  • 最も確実な補強が可能
  • 現調から見積、発注と工期が長い
  • コストは比較的高め

テレビサイズ別の下地強度の目安

~55インチまで

  • 構造用合板:厚さ12mm
  • 想定重量:~30kg
  • 推奨:一般的な居住空間向け

60-75インチ

  • 構造用合板:厚さ18mm
  • 想定重量:30-40kg
  • 推奨:リビングルームなどのメインスペース向け

75-90インチ

  • 構造用合板:厚さ24mm
  • 想定重量:40-60kg
  • 推奨:リビングルームなどのメインスペース向け、大型リビングや商業施設向け

85-100インチ

  • 構造用合板:厚さ30mm
  • 想定重量:60-80kg
  • 推奨:リビングルームなどのメインスペース向け、会議室やショールームなど業務用途向け

※以下の点に注意が必要です:

  1. 記載の重量は金具を含む総重量を考慮
  2. 壁の構造や建物の状態により、より厚い合板が必要な場合あり
  3. 業務用途の場合は、使用環境に応じて更なる補強を検討

施工時の注意点

  1. 事前調査の重要性
    • 壁の構造確認
    • 既存の配線位置の特定
    • 柱・間柱の位置確認
  2. 適切な金具の選定
    • VESA規格の確認
    • 耐荷重の確認
    • 金具の可動範囲の確認
  3. 施工後の確認事項
    • 水平・垂直の確認
    • ビスの締め付け具合
    • 金具の動作確認

安全性の確保

耐震性について

適切な下地補強と金具を使用することで、震度6強~7クラスの地震にも耐えられる強度を確保できます。

定期点検のすすめ

  • 3ヶ月に1回:金具の緩みチェック
  • 6ヶ月に1回:水平・垂直の確認
  • 1年に1回:総合的な点検

まとめ

大型テレビの壁掛けは、適切な下地補強があってこそ安全に使用できます。特に55インチ以上の大型テレビでは、下地補強は必須です。

👉 壁掛けテレビについてさらに詳しくはこちらから

ご不安な点がある場合は、必ず専門家にご相談ください。見た目の美しさだけでなく、安全性を第一に考えた施工を心がけましょう。


参考資料:

  1. 一般社団法人 日本建築学会「木造建築工事標準仕様書」
  2. 建築基準法施行令第46条「構造耐力上主要な部分である壁の防火等」
  3. 日本産業規格(JIS)「構造用合板の日本農林規格」

※本記事の内容は、建築基準法及び関連法規に基づいています。実際の施工に際しては、建物の状況や地域の法規制に応じて、適切な工法を選択してください。

困った時はプロにお任せくださいませ!株式会社速人では壁掛けテレビ施工をメインとしながらも、1000台以上の施工実績と1000の壁を見てきて、中にはこの壁には不安が残るという壁もありました。いまでは施工主さんにもキチンと意見を伝えて、必要なら壁から作り替えるリフォームまでおこないます。

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