壁掛けテレビが普及した理由とは?

壁掛けテレビのヒストリーについて、株式会社速人の社長、坂井が経験してきた時代の動きと増えてきた理由。現在は、店舗や施設に家庭における壁掛けテレビの人気が急増して見かける機会がとても増えてきます。以前は大型店舗やイベントホールなど大型施設に限定されていた設置方法が、いかにこれほどまでに一般家庭でも普及したのか、その理由について解説します。 壁掛けテレビの歴史とともに、私たちが施工で日々お客様に伝えているポイントを詳しくご紹介します。


昔は壁掛けテレビじゃなかった理由

1.テレビの重量の問題

かつてのブラウン管や初期の液晶プラズマテレビは現在のテレビと比較して非常に重く、一般家庭での壁掛け設置は現実的ではありませんでした。2000年代初期の40インチテレビは50kgを超える重さがあり、特に重量が支えられる壁が限定されていたため、ほとんどの家庭では壁掛けが選択肢に含まれませんでした(そもそも当時の一般家庭で壁掛けテレビの認知があったかも疑問)。

2.テレビの価格が高かった

アナログ放送から地上波デジタル放送に移行しテレビもブラウン管から液晶テレビに移行し2000年代台中盤、40インチ程度でも非常に高価であり、当時はまだHDMIの端子もなく映像はAVケーブルからD端子へ切り替わり、画面の美しさが表現される時代に。しかし良いテレビはやっぱり高価。家庭に導入するには相当の予算が必要でゲームや映画好きという趣味人でない限りはまだブラウン管の方が綺麗だなという時代でした。 「壁掛けテレビはここから一部の一般家庭に浸透し始めます、最初期ですから豪邸にお住いの贅沢なもの」という印象が強かったです。

3. 金具と互換性の問題

初期の壁掛けテレビの金具は、メーカーごとに仕様が異なり、場合によっては特定のインチサイズにしか対応しておらず、なんなら同じメーカーでも同じ60インチでも上位モデルは対応、ベースモデルは非対応という事も。」又、「戸建てなどの一般家庭においては、どの壁にも設置できるわけではありませんでした」このくだりはテレビの為の下地補強という概念もあまりなかったのかな?柔軟性のなさが一般家庭での普及を妨げていたのです。

4. 施工の専門性と限定された設置環境

壁掛けテレビの施工は工務店や専門業者に限定されていました。テレビメーカーからのサポートが不足しており(そこは現在もあまり手厚くない)DIYや家電販売店では情報が足りなかった、壁掛けテレビの導入は一部の壁掛けテレビを施工したことがある工務店や大工、内装や、電気工事士に限定されており施工費も非常に高額でした。


2010年代以降、壁掛けテレビが増えてきた理由

1. テレビの軽量化

2010年を過ぎて、テレビの大型化と同時に軽量化が進み、50インチクラスでも50kgを下回るモデルが登場し始めました。43インチ、50インチ、60インチなどの大型テレビが一般家庭で広く利用されていますされるようになって、リビングや寝室に壁掛け設置する家庭が増加しました。

2.規格の統一による施工の手軽さ

2010年代から、テレビメーカーが壁掛けネジの位置を統一し始め、VESA(ベサ)という規格が導入されました。これにより、汎用の壁掛け金具が普及し、どのメーカーのテレビでも簡単に設置できるようになります以前は10万円以上かかっていた施工費も、規格統一により金具の汎用化が広がり、施工費用だけなら5万円程度まで下がりました。

3. 施工コストの低下とハウスメーカーでの推奨

コストが下がり、壁掛けテレビは一般的な家庭でも手軽に導入できる存在になりました。 さらに、ハウスメーカーや住宅展示場で壁掛けテレビをモデルルームのハイスペックモデルの標準として設置し、インテリアの一部として提案するようにとなったことが「壁掛けテレビは憧れの存在」という認識を広めました。この段階で速人にも仕事が回ってくるようになったんですね、感謝です。

4. テレビの進化は止まらない!?主流サイズの変化とさらなる軽量化

2012年以降、有機ELモデルが発売されて55インチ、65インチ、75インチといったサイズが家庭用テレビの標準サイズとして広がり、重量も30kg台とさらに軽くなりました。 若干軽量化によって、壁掛け設置が一般家庭でも安全かつ簡単になったのです。


壁掛けテレビが増えた理由から来るトレンド

理由1:技術の進化と軽量化

テレビの技術が進化し、薄型かつ軽量化が進んだことで、壁掛け設置が現実的な選択肢となりました。 特に、有機ELや4K、8K対応モデルが登場し、大画面でも映像美を楽しめようになったことが、家庭用壁掛けテレビの普及に拍車をかけています。忘れてはならないのがSONYから家庭用ゲーム機PS3(プレイステーション)がBlu-rayディスク搭載機が発売されその美しい映像美を長時間保存できる新メディアの登場とHDMI端子の情報伝達スピードの速さがテレビを大きく向上しているのも見逃せない影響だ。

理由2:スタイリッシュなトレンドインテリア

壁掛けテレビの増加は、インテリアのトレンドとも深い関係を築いています。 リビングをシンプルで広く見せたいというニーズに応え、テレビ台をなくすことで、リビングの床面積を有効活用し、スタイリッシュな空間を作る提案が増えました。

理由3:住宅展示場やモデルルームでの露出

展示場やモデルルームに壁掛けテレビが導入され、顧客の購入が刺激になるようになりました。ハウスメーカーが推奨することで、消費者が「壁掛けテレビにすると、家全体が完成される」と感じるようになり、現在技術とテレビなら壁掛け設置が可能であることが加速した。

理由4:設置技術とコストのバランス

DIYや施工業者の増加により、壁掛けテレビの設置費用も手頃な価格帯で提供されるようになりました。以前は10万円以上かかっていた設置費も、業者間の競争やDIY可能な製品の登場で、コストパフォーマンスが向上しました。


株式会社速人が考える壁掛けテレビ設置のポイント

株式会社速人では、壁掛けテレビの施工に関して次のポイントを大切にしています。

  1. 安全性を最優先:テレビの重さや壁の強度に応じた最適な施工方法を提供し、一応安全に使用できる設置を行っています。
  2. インテリア性を高める提案:配線の隠しぺいや、リビングのデザインに合わせたクロスの変更なども提案し、空間に溶け込む施工を実現します。
  3. 移設の対応:引っ越しやリフォームの際にも対応できるよう、今後の施工内容を記録し、移設の際にスムーズに対応可能です。
  4. コスト面での安心感:お客様の予算に応じて最適な施工プランを提供し、無理のない価格での施工を目指しています。

まとめ:壁掛けテレビが自信を持った背景をお客様に伝える重要性

壁掛けテレビの普及は、技術の進歩やインテリアトレンドの変化によって進んでいます。 これをお客様に説明することで、壁掛けテレビ設置の安心感やメリットを伝えられ、選ばれる施工業者としての認識が株式会社速人は、壁掛けテレビ施工の専門業者として、お客様に安心してお任せいただけるよう、施工のプロフェッショナルとして今後も前向きなサービスを提供してまいります。

ぜひご相談いただき、理想のリビングを一緒に考えましょう!

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