住宅メーカーの「柱があるから大丈夫」という回答に潜むリスク:壁掛けテレビ設置における下地補強の重要性

こんにちは、株式会社速人の坂井です!
今回は、お客様からいただいたご質問を元に、住宅メーカーが「柱があるから補強は不要」と回答する場合のリスクについて掘り下げます。壁掛けテレビ設置において下地補強がいかに重要であるかを力説!


どちらも厚さ18mmの下地補強がされています。18mmでもビスが効かないなんてこともザラにあります。
壁掛けテレビ施工を専門にしている私たちでも、ビスの効果を最大限にする為の努力をしています。
適当で壁に穴をあけるのは、さすがに怖いですよね。
【お客様からの質問】
初めまして、壁掛けテレビ設置に関してご質問です。
TVサイズ55インチ〜、コンセントの移設が可能でしたら移設もしくは増設。
住宅メーカーには「柱がある為、壁掛けの補強は必要ない」と聞いています。
大体いくらくらいになりますでしょうか?
このような質問は非常に多いのですが、住宅メーカーの「柱があるから補強は不要」という説明は一面的であり、壁掛けテレビの安全性を十分に考慮していないことが多いです。
なぜ下地補強が必要なのか?
壁掛けテレビは見た目以上に壁に負担をかけるものであり、特に以下の要因を無視して設置を行うと、安全性に大きなリスクが生じます。
1. 間柱の構造と限界
住宅メーカーが言う「柱がある」とは、主に間柱(45cm~90cmピッチで設置される縦の柱)を指しています。しかし、この間柱に対して、以下の制約があります:
- ビスの本数が限られる
間柱一本に対して、ビスを上下1本ずつ(計2本)打ち込むのが基本です。しかし、これだけでは耐荷重はせいぜい80kg程度。 - 横幅が広い金具には対応できない
金具の横幅は一般的に45cm~50cmで大きいテレビを支える金具は70~120㎝というのもあります。間柱だけでは左右の固定ができず、金具がグラグラしてしまいます。
2. 地震時のリスク
日本は地震大国であり、壁掛けテレビにかかる力は通常時とは異なります。特に間柱だけで支えている場合、以下の問題が起きやすいです:
- 左右の揺れに耐えられず、金具ごとテレビが落下する可能性。
- グラグラしている金具が、取り付け箇所を破壊するリスク。
3. 設置場所の自由度
間柱の位置によっては、テレビを希望の位置に設置できないことがあります。下地補強を行うことで、間柱の位置に関係なく、自由な設置が可能になります。
図解で見る下地補強の必要性
【間柱だけの場合】
| 壁 |
| (間柱)30㎝~44.5㎝~50㎝(間柱) | ←間柱にビス2本ずつ
|石膏ボード———————– |
|クロス—————————- |
|———–金具———- |
柱に2本打てた時の耐荷重は1本40㎏×2本=80㎏
柱2本に2本づつ打てた時の耐荷重は1本40㎏×4本=160㎏ これなら下地補強したのと同様の強度。
※古い家屋の場合、柱が乾燥と湿気で伸縮を繰り返しており、太いビスを打つと割れる恐れもあります。
金具の両端が間柱に届かない場合、中央部だけで支えることに。揺れや力がかかると、グラグラして安定しない。
柱の間隔が近い場合は、比較的イメージに近い場所に設置ができます。ただ金具との相性によって柱に届かない、
柱の中心にビス留めできないなど不確定要素も確実にあります。
【下地補強を行った場合】
| 壁 |
| (間柱)30㎝~44.5㎝~50㎝(間柱) | ←間柱にビス2本ずつ
|下地合板————————– |厚さは9.5mm、12mm、18mm、24mm、30mmとあります。
|クロス—————————- |
|———–金具———- |
柱に2本打てた時の耐荷重は1本40㎏×2本=80㎏
下地の厚さにもよりますが、12mmが半分の20kg耐久できると仮定した場合、20kg×4本=80㎏、柱と合わせて160㎏
柱2本に2本づつ打てた時は、更に期待値が上がるので震度7クラスでも耐える可能性がより増加します。
【前出しで下地補強を行った場合】
| 壁 |
| (間柱)30㎝~44.5㎝~50㎝(間柱) | ←間柱にビス2本ずつ
|石膏ボード———————– |
|クロス—————————- |
|下地合板———- |厚さは9.5mm、12mm、18mm、24mm、30mmとあります。
|———–金具———- |
柱に2本打てた時の耐荷重は1本40㎏×2本=80㎏
下地の厚さにもよりますが、12mmが半分の20kg耐久できると仮定した場合、20kg×4本=80㎏、柱と合わせて160㎏
柱2本に2本づつ打てた時は、更に期待値が上がるので震度7クラスでも耐える可能性がより増加します。
- 補強板を間柱に固定することで、金具の左右がしっかり支えられる。
- 全体で荷重を分散させることで、揺れや落下のリスクを軽減。
具体的な施工例 55インチの施工のみと下地補強
- 55インチのテレビを設置する場合
金具の左右を補強板で支え、耐荷重160kg以上を確保。
施工費用: 55,000円~(下地補強込み)
65インチのテレビを設置する場合
厚さ18mm以上金具の左右を補強板で支え、耐荷重160kg以上を確保。
施工費用: 71,500円~(下地補強込み) - 75インチ以上のテレビを設置する場合
厚さ24mm以上の補強板を使用し、柱ごとに追加の固定を行う。
施工費用: 88,000円~(下地補強込み)
まとめ: 壁掛けテレビは軽視できない
「柱があるから大丈夫」という言葉をそのまま鵜呑みにするのは非常に危険です。間柱だけで支える場合、揺れや地震で大きなリスクが伴います。
お客様の大切な家族や住環境を守るためにも、下地補強は必須です。安全性を高めつつ、設置場所の自由度を広げることで、快適な視聴体験を提供します。
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