【プロが教える】DIYで壁掛けテレビで失敗しないための完全ガイド|後悔しない選び方と設置のコツ

〜壁のコンシェルジュ坂井に聞く!〜
こんにちは!名古屋市北区で壁掛けテレビと壁の施工専門店「ソクトノカベカケ」壁掛けテレビに関する事はなんでもご相談くださいませ!壁のコンシェルジュこと速人の代表、坂井です。
前回は、【賃貸だから…と諦めていませんか?】その壁、変わります!マンションもアパートも賃貸だからこそ壁掛けをしっかりと説明しましたね。
今回は、賃貸マンションや賃貸アパート、借家にお住まいの方こそ、壁掛けテレビって全然範囲内なんですよ。
はじめに:壁掛けテレビ、憧れだけで決めていませんか?
「壁掛けテレビ、おしゃれだしスッキリするから付けたい!」
その気持ち、とてもよく分かります。でも、ちょっと待ってください。
壁掛けテレビは確かに素敵ですが、間違った設置をすると後悔することも。実際、速人には「他社で施工したけどやり直したい」というご相談が年間に3~5件ほど寄せられています。
この記事では、年間施工実績200件以上のプロとして、壁掛けテレビで後悔しないための知識をお伝えします。
目次
- 壁掛けテレビのメリット・デメリット(正直に全部話します)
- あなたの家の壁、壁掛けテレビに耐えられますか?
- 高さ・位置の決め方|快適に見るための黄金ルール
- 配線どうする?美しく隠す3つの方法
- 賃貸でもできる?原状回復可能な施工法
- DIY vs プロ施工|判断基準を徹底解説
- 失敗事例から学ぶ|こんな施工は絶対NG
- まとめ|壁掛けテレビを成功させる3つのポイント
1. 壁掛けテレビのメリット・デメリット(正直に全部話します)
メリット
✅ 部屋が劇的に広く見える
テレビ台がなくなることで、床面積が増え、視覚的にも開放感が生まれます。特に狭いリビングでは効果絶大。正方形のお部屋より縦長のリビングが見違えるほどの変化も。
✅ 掃除がラクになる
テレビ台の裏のホコリ、もう掃除しなくてOK。床に物がないので、ロボット掃除機もスイスイ動けます。
✅ 地震に強い(正しく施工すれば)
壁にしっかり固定されているため、地震でテレビが倒れる心配がありません。震度6強でもビクともしなかった実績多数。
✅ 最初のインパクトが圧倒的
テレビが壁に掛かった空間はさすがに今までと違って未来的なオシャレ感に。来客時の「すごい!」という反応は、お金に代えられない満足感です。
✅ 子供やペットがいても安全
テレビを触られる心配、倒される心配がなくなります。小さいお子さんがいる家庭こそ、壁掛けをおすすめします。
デメリット(ここが重要!)
❌ 一度設置すると移動が大変
「やっぱり位置を変えたい」は基本的にNG。壁に穴が残ります。模様替え好きな方は要注意。
❌ 配線処理が必須
壁掛けにしても配線が丸見えだと台無し。配線を隠す工事が別途必要になる場合も。
❌ 壁の種類によっては下地がないと施工できない・高額になる
石膏ボードの薄い壁、コンクリート壁など、壁の種類で施工方法も費用も変わります。
❌ 賃貸の場合、原状回復が必要
通常の施工だと退去時に高額な修繕費を請求されることも。賃貸専用の施工法が必要です。
(`・ω・´)速人なら原状回復プランもあります!
❌ テレビ周辺機器の置き場所に困る
レコーダー、ゲーム機、スピーカー…これらをどこに置くか、事前に考えないと「あれ?置く場所がない」となります。
(`・ω・´)空中棚(フロート)やフローティングシェルフの設置などオシャレに設置もできたり。
2. あなたの家の壁、壁掛けテレビに耐えられますか?
これ、めちゃくちゃ重要です。
壁掛けテレビの失敗事例の80%は「壁の強度不足」が原因です。
壁の種類と対応方法
【石膏ボード壁】一般的な住宅の90%
- 特徴: 叩くと軽い音がする
- 対策: 下地(柱)を探して固定、または下地補強が必須
- 費用: 下地があれば安価、なければ簡易補強工事で+1〜5万円、壁内強化なら6万~20万。
【コンクリート壁】マンションに多い
- 特徴: 叩くと硬く、響かない音
- 対策: コンクリート専用アンカーで固定
- 費用: 通常施工より少し高め(工具が特殊)
- 備考:コンクリートは、表面が石膏とクロスで奥に入っているケースがあります。
コンクリは住宅だとかなり硬度が高いので、生半可なドリルだと穴があかないです。
【木製壁】戸建ての一部
- 特徴: 叩くと木の音がする
- 対策: 柱を探して直接固定
- 費用: 最も安価で確実
- 備考:築年数によっては、中の柱が除湿されてかっさかさでビスやドリル入れて割れる事も。
【危険!こんな壁は要注意】
- ベニヤ板の薄い壁
- 中空の壁(叩くと空洞音)
- 断熱材だけの壁
- 備考:昔の家は石膏ボードでなく薄いベニヤ板を貼ってあることがあります。ただしかなり薄く2~3㎜の厚さで
時期によっては除湿されてビスが効かない事もあります。
→ これらは下地補強が絶対必須。プロに相談しましょう。
簡単!自宅の壁チェック方法
- 壁を軽く叩いてみる
- 「コンコン」と硬い音=下地あり
- 「ポコポコ」と空洞音=下地なし
- 間柱(柱)は通常30〜45cm間隔
3. 高さ・位置の決め方|快適に見るための黄金ルール
「なんとなく」で決めると、100%後悔します。
黄金ルール①:目線の高さ
座って見る場合(ソファ・床座り)
- テレビの中心が目線より少し下
- 床から100〜120cmが目安、中央値は110cm。55~65インチは迷ったら110cmがおススメ。
- 見上げる角度は首が疲れるのでNG
ダイニングテーブルから見る場合(キッチンから)
- 床から110〜130cm
- ただし、メインで座って見るなら座位優先で
黄金ルール②:視聴距離
- フルHD(2K): 画面の高さ×3倍の距離=1.5m
- 4K: 画面の高さ×1.5倍の距離=2m
- 例:50インチ(高さ約60cm)の4Kなら、視聴距離90cmでもOK
黄金ルール③:ソファとの関係
- ソファの背もたれの高さを考慮、特に寝そべるカウチタイプは多少高くても問題ない。寝落ち注意!
- 座った時にテレビが見下ろせる位置はNG
- クッションに寄りかかる習慣がある人は+10cm高めに
実測のコツ
施工前に段ボールで実物大の型を作って壁に貼るのが最強。 1週間くらい生活してみて、「この高さで大丈夫か」確認してください。
4. 配線どうする?美しく隠す3つの方法
壁掛けテレビの美観を損なう最大の敵、それが配線です。
方法①:壁内配線(最も美しい)
メリット
- 完全に配線が見えない
- ホテルのような仕上がり
デメリット
- 工事が必要(壁に穴を開ける)
- 費用が高め(+1.5〜8万円)
- 賃貸では基本NG
おすすめ度: ★★★★★(持ち家で予算があれば最高)
方法②:配線モール(コスパ◎)
メリット
- 比較的安価(材料費3,000円〜)
- DIYでも可能
- 賃貸でも使える※剥がす時のクロス破れに注意!水かけて粘着を弱めてね!
デメリット
- 配線は見える(ただし、白や壁と同色なら目立たない)
- モール自体が少し浮く、小さい子供が触ったりすると割りと惨事に。
おすすめ度: ★★★★☆(バランス型)
プロのコツ: モールは壁と同色を選び、部屋の隅に這わせる。正面から見えない位置がベスト。
方法③:家具で隠す
メリット
- 工事不要
- 費用ゼロ
デメリット
- 完全には隠せない
- 家具の配置が制約される
おすすめ度: ★★☆☆☆(予算がない場合の妥協案)
配線で注意すべきこと
- 電源ケーブル: 壁内配線は電気工事士の資格が必要(法律)
- HDMIケーブル: 長すぎると信号劣化。3m以内推奨
- 将来の機器変更: 配線を完全に埋め込むと、後で機器を追加しづらい
5. 賃貸でもできる?原状回復可能な施工法
「賃貸だから壁掛けテレビは無理…」
そう諦めていませんか?実は、正しい方法なら賃貸でも可能です。
賃貸OK施工法①:ディアウォール・ラブリコ
- 突っ張り棒の原理で柱を作る
- 壁に穴を開けない
- DIYでも可能
費用: 2〜5万円(DIY) 注意点: 天井高が2.5m以下推奨。それ以上は不安定。
賃貸OK施工法②:専用下地材使用
- 賃貸専用の特殊下地材を使用
- 小さな穴(画鋲レベル)のみ
- 退去時は穴埋め補修で原状回復
費用: 6〜13万円(プロ施工) 注意点: 事前に管理会社に相談推奨
賃貸NG施工法(これはダメ)
- ❌ 壁に直接ビス打ち(大きな穴が残る)
- ❌ コンクリートアンカー(修復不可)
- ❌ 接着剤固定(壁紙が剥がれる)
管理会社への相談のコツ
「壁掛けテレビをしたい」ではなく、 「原状回復可能な方法で壁掛けテレビを検討中。退去時は専門業者が完全復旧します」
と伝えると、意外とOKが出ることも。書面で許可を取るのがベスト。
6. DIY vs プロ施工|判断基準を徹底解説
「DIYで安く済ませたい」 「でも失敗したら怖い」
その気持ち、よく分かります。判断基準をお伝えします。
DIYでもOKなケース
- ✅ 壁に下地(柱)がしっかりある
- ✅ 32インチ以下の小型テレビ
- ✅ 配線処理は妥協できる(モールでOK)
- ✅ 時間と手間をかけられる
- ✅ 電動ドリル、水平器など工具を持っている
DIYのメリット: 費用が安い(材料費1〜3万円) DIYのリスク: 落下、壁の破損、傾き、配線の失敗
プロ施工が絶対おすすめなケース
- ✅ 50インチ以上の大型テレビ(重量20kg以上)
- ✅ 壁の種類が分からない
- ✅ 下地がない、または位置が悪い
- ✅ 配線を完全に隠したい
- ✅ 賃貸で原状回復が必要
- ✅ 失敗したくない(新築、高級テレビ)
プロのメリット: 安心、保証、仕上がりが美しい プロの費用: 3〜10万円(内容による)
判断の分かれ目:重量
10kg未満: DIY可能(ただし下地必須) 10〜20kg: DIY上級者向け 20kg以上: プロ一択
最近の大型テレビは軽量化されていますが、65インチで20kg前後。落下したら…想像したくないですよね。
7. 失敗事例から学ぶ|こんな施工は絶対NG
実際にあった失敗事例をご紹介します。
失敗事例①:下地を探さずに施工→テレビ落下
状況: DIYで壁掛けテレビを設置。1ヶ月後、テレビが落下。
原因: 石膏ボードに直接ビス打ち。下地に固定していなかった。
被害: テレビ破損(15万円)、壁に大穴、床に傷
教訓: 下地探しは絶対。下地探知器を使うか、プロに依頼
備考:エアコンを例にお伝えすると石膏ボードでも落ちてこないケースがあります。
TVが金具と一緒にユラユラとするなら危険なので注意してください。
失敗事例②:高さを間違えて首が痛い
状況: 床から150cmの高さに設置。見上げる形に。
原因: 立った時の目線で高さを決めてしまった。
被害: 毎日首が痛い。でも付け直しは費用がかかる…
教訓: 座った時の目線で高さを決める。段ボールやマスキングテープで事前確認
失敗事例③:配線が丸見えで台無し
状況: 壁掛けは成功したが、配線が垂れ下がっている。
原因: 配線処理を後回しにした。
被害: 美観が台無し。後から配線モールを付けたが不格好。
教訓: 配線処理も含めて設計。最初から考える
失敗事例④:賃貸で大穴を開けて高額請求
状況: 退去時に壁の大穴を指摘され、修繕費8万円請求。
原因: 賃貸なのに持ち家と同じ施工をした。
被害: 敷金没収、追加請求
教訓: 賃貸は専用の施工法を。必ず管理会社に確認
失敗事例⑤:安すぎる業者に依頼→傾いてる
状況: 格安業者に2万円で依頼。完成したら明らかに傾いている。
原因: 業者が水平器を使わず、目視で施工。
被害: やり直し費用がかかり、結局高くついた。
教訓: 安すぎる業者は要注意。実績と保証を確認
備考:壁掛けテレビは、壁への接着工事自体は難しくないです。ただ細かい調整や配線類。
接触具合、スイングなら前出しや角度で配線の見え隠れの調整など、気にするポイントが多く
経験の浅い業者さんだとそこまですると時間が多く掛かってしまい、結果雑な仕事になる事が
あるように見受けられます。テレビが付けば良しという人向け。
8. まとめ|壁掛けテレビを成功させる3つのポイント
長い記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
最後に、壁掛けテレビで後悔しないための3つのポイントをまとめます。
ポイント①:事前調査を徹底する
- 壁の種類・下地の有無を確認
- 高さ・位置を段ボールで実測
- 配線処理の方法を決める
- 賃貸なら管理会社に相談
「なんとなく」は失敗のもと。事前調査が成功の9割です。
ポイント②:DIYとプロ施工を正しく判断
- テレビの重量・壁の種類で判断
- 自信がなければプロに依頼
- 安さだけで業者を選ばない
命に関わる安全性。ケチるところではありません。
ポイント③:配線処理まで含めて考える
- 壁掛けだけでは不完全
- 配線が見えると美観が台無し
- 最初から配線処理も設計する
完成形を想像して、トータルで計画しましょう。
おわりに:壁掛けテレビは「手段」、目的は「快適な暮らし」
壁掛けテレビは、確かにおしゃれでカッコいい。
でも、本当の目的は「毎日を気持ちよく暮らすこと」ですよね。
- 帰宅した時、スッキリしたリビングに癒される
- 友人を呼んで、「すごい!」と言われる
- 子供が安全に遊べる空間になる
- 掃除がラクになって、時間に余裕ができる
壁掛けテレビは、そんな暮らしを実現する「手段」です。
だからこそ、正しい知識を持って、後悔しない選択をしてください。
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今日も、ちょっとずつでも未来をつくる1日を。
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